「キラキラ」の話。
宗教評論家で「ひろさちや」さんという人がいる。
彼の次の言葉が好きだ。
『「おいしいものを食べる」のと「おいしく食べる」のは違うんだ。』
ずっと「すごい人」になりたいと思っていた。
そして、そうなるために頑張らなければならないと思っていた。
世の中には、「強者」と「弱者」が存在するらしい。
「強者」はより多くのほしいものを手にできる。
一方、「弱者」はそれほど多くのものを手にいれることはできない。
自分は「弱者」だった。
だから、「強者」になる努力をしていた。
でも、30歳を過ぎて『「弱者」の戦略』というものを知った。
それは、「おいしく食べる」ということ。
たとえ、少なくても自分のもっているものを愛し、大切にするということ。
「どれだけのものを手にいれるか」が強者の戦略なら、「手にいれたものをどれだけ愛するか」が弱者の戦略。
所有することは、ゴールではなく、はじまり。
今の自分は一般的に見れば「弱者」だろう。
お金を多く持ってるわけではないし、才能があるわけでもない。
でも、目の前のものを「おいしく食べる」ことはできる。
毎日を「キラキラ」させることはできる。